講道館柔道 対 アド・サンテル
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永田 対 サンテル 「サンテル突き頭で永田を倒して、横四方固めの突込み絞め。 また、永田三段が当時を回想した文章によると 「1回戦。いくら投げても勝てない試合だ。 と書いている。双方、多少のゆとりを残して1本目である。 5分間の休憩のあとの2本目。 サンテルは四つんばいになり、寝技にさそうが、永田はのらない。 プロレス流でいうヘッドロックである。 始めは首をすくめて2、3回抜いたが、サンテルは、 もう抜けない。 レフリーの目をのがれて、サンテルの太い腕はのどに食い込む。 レフリーの注意を期待しながら、永田は必死に耐える。 |